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灸頭鍼の悲しさ

灸頭鍼という、鍼と灸の合わせ技があります。

鍼の先に、お灸をのせて
鍼の効果とお灸の効果の両方を狙ったものです。

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お灸の熱を、身体により深く届けるものなので、
冷えに起因する腰痛などには、とても良いものです。

脱腸の人に、この灸頭鍼を用いたところ、
外に出ていた腸が、見る見るうちに、体内に戻っていった、
という症例を聞いた事もあります!
やはり、その人には顕著な冷えが見られたそうです。

この灸頭鍼が、なかなか煙いのですよ~。

灸頭鍼に用いるもぐさは、少し粗いもぐさになります。
「灸頭鍼用もぐさ」別名「粗悪もぐさ」ともいいます。
ひどい名前ですね・・粗悪って・・

粗いもぐさの方が熱量が大きい為、灸頭鍼に向いているのです。

ちなみに、通常のお灸の場合は、細かい「上質もぐさ」を用います。
きめの細かい「上質もぐさ」は熱量がソフトで、香りも良いです。

さて、この灸頭鍼を、小さな治療室で行った場合・・
翌日、いや翌々日(それ以上?)、匂いが残るのです。
「匂い」というよりは、「臭い」の方。

野中の一軒家治療院ならば・・・
いくらでも、灸頭鍼や箱灸が行えるのに・・・
都会のマンションでは・・・と嘆く鍼灸師にうってつけ!

「需要あるところに供給あり」で、
煙の出ない灸頭鍼用もぐさ、というものがあるのです。
「炭化もぐさ」というもので、ミニミニ練炭という感じ。

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制約のある中でこそ、様々な工夫が生まれるのですね。
森本式てい鍼のように。(←しばらく推す)

世の中の様々な道具には、それぞれに、誕生の理由があるのです。
道具の背景を考えることは大事です。


昔ながらのお灸とはり 大阪・四ツ橋の隠れ家鍼灸院
新しいものはもう古い。古いものは新しい。

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